GDTの法則を使ったライティングで感情を揺さぶる文章を書こう

こんな風に思っているかもしれませんが、それは恐らく違います。
「人間は感情で物事を決定し、その後、理屈で行動を正当化する」
この言葉は、セールスコピーでは有名な言葉ですが、この言葉の通り間違いなく最終的には感情で物事を決定しているんです。
例えば、雑誌を見ていて自分が憧れている芸能人がかっこいいブーツをはいていて、自分もそのブーツがどうしても欲しくなりました。
「そういえば今持っているブーツは5年も履いたし、ソールがすり減ってきているから5年も履いたんだから買ってもいいよな。仕事で雨の日も履けるし・・」
完全な後付けの言い訳ですよね。
人間は、欲しいという感情を理屈で正当化して物を買うのです。
特にNeeds(ニーズ)ではなくWants(ウォンツ)の商品は感情が先に走ります。
今回はそんな感情を揺さぶるGDTの法則について解説いたします。

GDTの法則とは
GDTの法則は、人間が持つ欲求を「G」「D」「T」の3つに分け、さらにその中で3つのレベルに細分化したものです。
3×3で合計9つの欲求を使って表します。
GDTの法則
G:Goal(目標)
D:Desire(欲望)
T:Teaser(本性)
「G」「D」「T」の順にどんどん強い欲求になっていきます。
このGDTの法則を使うことにより、読み手の反応を得やすくなり『感情を揺さぶる』文章を書くことができるようになります。
あなたの文章もこれを使えば読み手の感情を揺さぶることができるようになりますので覚えてください。
それではひとつずつ解説していきます。
GDTの法則の「G」=Goal[目標]
Goal [目標]は、人が一番追い求めているものになります。
人間は元来なまけもので、なるべく動かずに最高の利益を出したいと思っています。
そんな合理的な考えの欲求です。
1,Time:時間をかけたくない
人はなるべく早く目標を達成したいものです。
例
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2、Effort:努力をしたくない
人は面倒くさがりなのでできるだけ楽に、簡単に目標を達成したいと思ってます。
例
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3、Money:お金を使いたくない
人はなるべく自分のお金を失いたくないものです。
例
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GDTの法則の「G=目標」は、理性が近くにあるので欲望も抑えられており、こればかりだと感情に訴えかけることができません。
GDTの法則の「D」=Desire[欲望]
Desire[欲望]は、人間が一番欲しがるもので目標よりも強い欲求になります。
強い欲求なので時間やお金をある程度かけても手に入れたいものです。
欲望は人間の価値観を表す大きなものです。
1、Greed:お金や名声が欲しい
他人よりも優れていると思い込みたいのが人間です。
例
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2、Lust:愛や性欲
男性は「モテたい」
女性は「愛されたい」
などの欲望をもってます。
例
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3、Confort:快適でありたい、悩みや苦痛を解消したい
人は少なからず悩みを持っています。その悩みから解放されて快適でいたいと思ってます。
例
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GDTの法則の「D=欲望」は、人が本来もっている本能的なものなので、この3つを相手に訴えることで感情を揺さぶります。
GDTの法則の「T」=Teaser[本性・焦らし]
Teaser[本性・焦らし]は、人を最も行動を起こす動機になるもので一番強い欲求のことです。
人間の理性や考えなどで抑えられないのが本性です。
希少性の高いものや好奇心をくすぐるものに弱く、いても立ってもいられない気持ちになってすぐに行動したいという心理状況です。
1、Scarcity:希少性
人は期間限定、数量限定など「限定」にとても弱いです。
例
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2、Curiosity:好奇心
人は意外性、興味や好奇心をそそられるものが大好きです。
例
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3、Controversy:反社会性
人は常識では考えられないことやドキッとしてしまう過激なことに惹かれてしまいます。
例
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GDTの法則の「T=本性」は、人が本来もっている本能的なもので最も強い欲求なので、この3つを相手に訴えることで感情を揺さぶります。
この3つの本性ばかり訴えると逆に明らかに疑わしく思われたり胡散臭く思われたりします。
疑いが晴れるエピデンスを提示するか最後のひと押しくらいがいいかなと思います。
GDTの法則を使った感情を揺さぶるライティングテクニック まとめ
「GDTの法則を使って感情を揺さぶるライティングテクニックを身に付けよう」はいかがでしたか。
GDTの法則は、感情に直接訴えかけるので、読者の心を揺さぶる魅力的な文章を作る際に必要なライティングテクニックになります。
人間には色々な感情があります。
文章の中にこのGDTの法則の中の9つを複合的に含ませることで人の心を掴む胸に響く文章を作成できます。
「えっ、めちゃくちゃ気になる」
「これ俺のことじゃない?」
読者にこのように思わせることができればあなたの記事の反応率も劇的にアップします。
他の人のセールスページなども読んでみて、どこにどのように使われているのかチェックしてみれば無料で生きた学習もできます。
ぜひやってみてください。